風街レジェンド 驟雨の街・風をあつめて | ・・・の続き

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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。

今夜 TOKYO FMで放送される「風街レジェンド」1時間ってなんやねん。と思いつつ、放送していただけるだけでありがたい。レジェンドのTシャツ(ガラスの林檎)を着て今日は過ごす。今週は松本ファンにはたまらない松本ウィーク。聖子さんのリリースに合わせていっぱいいっぱいお楽しみがあるのだ。松本さん=魔☆と長い期間呼ばせていただいていたので、わたしにとっては魔ウィークなのだ。ちなみに「まほし」ではなく「マスター」。松本隆公式サイト「風待茶房」のマスターだったのだ。

風待茶房がスタートしたころのサイトの中扉は松本さんがコーヒーポットをお持ちになって、サイトのマスターであった。心地よいお店おマスターなのに、ほんとは作詞家でドラマ-。お手紙を送信すると、公開でお返事をいただけたり。思い返しても素晴らしい場所だった。

でも「本当はドラマー」
2002年の風待クリスマス以来のドラム、しかも新曲。アンコールでまた3人のお姿。ベース細野晴臣・ギター鈴木茂・ドラム松本隆。これを聴かずに帰れません。新曲「驟雨の街」 アルバム「風街であひませう」でもダントツに再生回数多い1曲。最初に聴いたラジオで「はっぴいえんどだ」と瞬時に感じた。ステージでは、スティックのカウントに卒倒しそうになり、そのあとのトトトンとドラム。ずっしりと重みを感じるスネア。スティックも音を押し込めるような、深く刻む覚悟のような音だったと思う。21日のステージでは、冒頭の細野さんのマイクが入っていなかったというかなしみ。おおおお。でもそのあとはどうかご無事で演奏できますよう、とお祈りポーズの指にチカラが余分に入る。細野さんの声、茂さんの華あるフレーズ、松本さんのふたひねりくらい凝った捌き。この歌が終わらなければいいのに、と思った。「驟雨の街」の景色がすき。自分と他者の距離感がはっぴいえんど。観覧車、巻き尺。置かれた擬音語からの掻きたてられる想像。そして縦の雨、横の川。遠近感が自然にうまれる。客席は、それぞれにはっぴいえんど、もしくは三人のあれやこれを思い出したり、これからを思ったり。最後は、バシっとドラム音で押さえる。

細野さんがひとことふたことお話になり、出演者をステージに呼び入れる。とてもラフな雰囲気となり「風をあつめて」スクリーンには松本さんの手書きの歌詞。1番は細野さん、2番は矢野さん(22日は美奈子さん)メインボーカル。このひとの隣にこのひとが!と信じられないステージの横並び。当日はやはりドラマーを凝視していたので、並びは覚えておらずテレビで観るのが楽しみ。

21日の松本さんのご挨拶は「すべてのはじまりが細野さんと茂のおかげ」花束は太田裕美さんから。22日は妹さんのことを語られ、花束はユーミン。名言「ドラムを叩く松本さんもすき。作詞をする松本さんもすき。だけど、松本隆を一番愛しているのは、松本さん本人。それが素晴らしい作品をつくる秘訣☆」 この秘訣☆のときに、ユーミンはかわいいポーズをしていた。〆として、ユーミンがサラリとかっさらっていった感あり。

拍手の中、21日は冒険王のイントロ。22日はスピーチバルーン(大瀧さんのボーカルあり) 美しいイベントの美しい構成。

記憶はこんなかんじ。間違いもあると思いますが、なんせ私感ばかりでご容赦を。
記憶補完ご協力いただいた方々、ありがとうございました。終わってから、「あれはこうだったよね」「そうだっけ?」「あれはほんと良かった」「何度も三途の川を渡った」と確認しあうことができるしあわせ。その時間もわたしには風街のイベントのつづき。いまも続いてる。今夜、またその確認かな。素晴らしい2日間。そしてそのつづき。ファン冥利につきます。

風街ばんどのすばらしい演奏。忘れません。

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